筆者の場合は、なぜかメモリ不足だったので
快適にしたいためにメモリ増設を行いました。
ただ、快適なのにメモリ増設は
あまり意味がない行為だといえます。
2023.01.28
ダイナブックR73/Aの動作が遅いので
筆者はメモリの増設を行いました。
中古で買ったダイナブックR73/Aのメモリ容量は
4GB程度しかありません。
なので、動作は想像を絶するくらい
遅く感じるのです。
本記事では、メモリ増設だけでパソコンは快適になるのかや
取り付け後の感想についてお伝えしていきます。
筆者がダイナブックR73/Aにメモリを取り付けたのは
「DDR3 PC3-12800 8GB」です。
ダイナブックR73/Aのメモリが「DDR3 PC3-12800」だったので
単純にメモリの容量が大きいタイプを選んだだけ。
メモリの取り付けは、成功しました。
結論から言えば、メモリ増設はパソコンの機種によっては
誰でも簡単に交換が可能です。
筆者のノートパソコンダイナブックR73/Aの場合は
メモリを交換できるように、取り外せる蓋のような物が付いていました。
なので、取り外せる蓋に固定されているネジを緩めて
取り付けることができたのです。
取り外せる蓋を固定しているネジは
かなり小さいので精密ドライバーなどで
ネジを緩めると良いでしょう。
ダイナブックR73/Aのメモリ交換は
とても簡単で良かったです。
メモリ取り外しはメモリ量委サイドに付いている固定金具を
広げるようにしてメモリを取り外します。
今回取り付けたメモリは「DDR3 PC3-12800 8GB」を
2枚買って標準で付いていたメモリを外して交換したみたいな感じです。
「DDR3 PC3-12800 8GB」を2枚取り付けたので
デュアルチャンネルというのになりました。
デュアルチャンネルとは、メモリを2枚単位で使用することによって
転送性能を倍にするという方式を言います。
メモリデータの転送経路が通常の1回線から2回線にすることで
CPUへスムーズにデータを伝送させることができる機能なのです。
条件としては、同じメモリ容量であることと
マザーボードがデュアルチャンネルに対応していること。
以上のような条件がマッチすることで
デュアルチャンネルとなります。
メモリを増設するメリットについて、次はお伝えしていきましょう。
・動作が早くなる
・処理の遅延が発生しにくい
・フリーズが発生しにくくなる
メモリを増設するメリットは
以上の通りです。
メモリは、パソコンを立ち上げたり
ソフトが起動するなどの作業で利用されることが多いです。
新品でパソコンを買った場合や中古でメモリを買った場合は
メモリ増設の余地があることが多いといえます。
筆者も、ダイナブックR73/Aを中古で買ったときに取り付けられていたメモリ容量は
わずか4GBしかなかったのです。
パソコンを買ってフルでメモリが搭載されているというのは
BTOパソコンくらいだと思われます。
メモリ容量が不足してしまうとあまり使われていないデータを
ハードディスクなどの記憶領域に移動させメモリに空き領域を確保しようとします。
ハードディスクはメモリよりも処理速度が遅いので
パソコンの処理速度も遅くなってしまうのです。
パソコンの処理については
よく以下のようなことを例に挙げられます。
・HDD:本棚
・CPU:脳、手足
・メモリ:机
本棚であるハードディスクに格納しているデータを取り出すために
机であるメモリにデータを展開。
そして、手足であるCPUがデータの処理をするのです。
つまり、作業をするのに机が大きい場合は
すぐに処理ができるので快適にパソコンが起動するということになります。
しかし、机が狭い場合は毎回本棚にデータを取りに行くことになるので
処理が遅くなるということですね。
メモリを増設して机を広くすることができれば
データの処理も速くなるということになります。
メモリの搭載量が多いパソコンほど
高性能で処理速度が速いパソコンということなのです。
メモリ増設にはメリットがありますが
もちろんデメリットもあります。
デメリットについては
以下の通りです。
・不足していない場合は無駄な容量だけが増える
・自己責任で取り付けをしないといけない
メモリ増設のデメリットは以上の通りです。
メモリ不足ではないのに、メモリを増設すると
無駄に容量だけが増える結果になります。
筆者の場合は、なぜかメモリ不足だったので
快適にしたいためにメモリ増設を行いました。
ただ、快適なのにメモリ増設は
あまり意味がない行為だといえます。
ゲームをプレイするときに一つのパソコンで
複数の画面を出したい場合はメモリ増設はしたほうが良いでしょう。
ほかにも、複数のアプリを起動させるという場合も
メモリ増設はしたほうが良いかもしれません。
そうではない場合は、特にメモリ増設をする意味は
ほとんどないといえます。
さらに、メモリ取り付けについては
自己責任で取付をしなければいけません。
メモリを買うときに保証を付けた場合は
ショップに返品することができますが
保証を付けずに買った場合は返品すらできないのです。
メモリもパソコンとの相性があるので
取り付けられたとしても認識しないということもたまにありますよ。
メモリを選ぶときは「メモリインターフェイス」と「メモリ規格」を
最初にチェックしたほうが良いでしょう。
メモリインターフェイスとはメモリの形状のことで
デスクトップパソコン用の「DIMM」と、ノートパソコン用の「S.O.DIMM」の
2種類が存在しています。
そして、メモリ規格というのはメモリの世代と動作周波数を
あらわすものです。
たとえば、「DDR4 SDRAM」のメモリースロットに「DDR2 SDRAM」や
「DDR3 SDRAM」は取り付けることができません。
メモリを選ぶ場合は、以下のことについて
注意して選ぶと良いでしょう。
・「DIMM」と「S.O.DIMM」は形状が違うので互換性はない
・メモリ規格は世代ごとにピン数や切りかけの位置が違う
つまり、メモリインターフェイスの形状とメモリ規格の世代を
パソコンに合った製品を選ぶ必要があるということになります。
たとえば、ダイナブックR73/Aのインターフェイスは「S.O.DIMM」で
「DDR3」なので「DDR4」や「DDR2」を取り付けることができないということです。
メモリインタフェースやメモリ規格について
しっかりと確認することができたら次は使用用途に応じて
メモリの容量などをチェックしていきましょう。
さらに、メモリスロットに2つ以上の空きがある場合は
同規格・同容量のメモリを2枚1組で使用することでデータ処理の高速化が期待できます。
必要になるメモリ容量についてはパソコンで行う作業によっても
違いがあります。
筆者がダイナブックR73/Aのメモリを16GBにしたのは
画像編集や記事作成などをするためでもあるのです。
ほかにも、ブログの投稿などもダイナブックR73/Aで
行っています。
ワードやエクセルなどのオフィスソフトなどを使って作業をするということも
16GBのメモリならストレスを感じずに作業ができるでしょう。
たまに、3Dのネットゲームもプレイするので
16GBは絶対にあったほうが良いと筆者は判断しました。
ただ、16GBに引き上げたダイナブックR73/Aをもってしても
動画編集は出来る作業ではないので負荷の高いアプリを使用する場合は
別の高スペックパソコンで作業をすることにしています。
・快適に作業が行える用途別メモリ容量の目安
容量 | 用途 |
8GB | オフィスソフトでの作業・ネットサーフィン |
16GB | ネットゲーム・画像作成又は編集・記事作成 |
32GB | 動画作成・動画編集 |
64GB以上 | 4K解像度以上の動画編集 |
メモリの中には同じ規格で複数枚セットで
販売している場合があります。
筆者の場合は単品を一つ一つ同じものを買いましたが
セール品でセットで買うよりも安かったので単品で一つ一つ買ったのです。
もちろんですが、メモリの枚数はパソコンの空きスロットに合わせて
選ぶと良いでしょう。
「DDR2 SDRAM」以降のメモリは複数枚の同規格・同容量のメモリを
1組で使用すればデータを高速化できる「チャンネル」という技術が採用されているようです。
つまり、メモリを2枚1組で使用すればデータの道筋が2つになるので
理論上では2倍のデータ転送速度になります。
モジュール規格はメモリのデータ転送速度を表している規格で
「PC」の横の数字がDDR規格の世代でハイフンに続く数字が
データ転送速度を表しています。
たとえば、筆者が買ったダイナブックR73/Aなら「PC3-12800」のメモリを選んだ場合は
データ転送速度が12800MB/s(12.8GB/s)で「DDR3 SO-DIMM」です。
モジュール規格が違うメモリを混在させても取り付けは可能ですが
最も遅いモジュール規格が優先となります。
ダイナブックR73/Aの場合は、裏を向けると
いかにも「メモリはここだよ」と言わんばかりに
2つのネジで固定された小さい蓋がありました。
筆者は「ここにメモリがある」と判断して
2つのネジを緩めていきました。
メモリ交換の時は、別にバッテリーを外す必要はありませんが
筆者は用心のためにばてりーを外してからメモリ交換をしたのです。
ハッキリ言えば、メモリ交換程度で
バッテリーを外す意味は全くありません(笑)
蓋を外すとメモリが、現れるので
両端にある固定金具を外側に引っ張り
メモリを外す作業に移ります。
メモリを外す作業は、思ったほど簡単にできましたよ。
メモリを取り付けるときは
切り欠きと端子の突起を合わせます。
そして、深く差し込めたと思ったあたりで
メモリを倒してパチンという感触がしたら取付完了です。
ダイナブックR73/Aのメモリは元々4GBしか付いていなかったので
メチャクチャ動作が遅かったです。
しかし、メモリを16GBにしたら
動作がかなり速くなりました。
筆者はネットゲームもプレイしていますが
ゲームもサクサクと動くのでストレスはほとんどありません。
増設前までは、ヤフーのトップページすら開くのに時間がかかっていたのですが
メモリ増設後は、明らかに早くなったので現在は楽々とネットサーフィンもできます。
筆者は記事作成もしているので、ネットサーフィンをして
情報を集めたりする場合は、動作がかなり軽いのは大変ありがたいです。
とはいえ、まだまだ満足できる速さではないので
次は、ハードディスクをSSDにでも交換してみようかなぁ。
ダイナブックR73/Aのメモリ増設は
誰でも簡単にできます。
メモリの上蓋はネジ2つで固定されているので
ネジを外すし蓋を開けるだけでメモリを見ることができます。
メモリを固定している金具を外側に引っ張れば
メモリは簡単に取れるので苦労する部分は何一つない感じです。
ただ、注意点としてはネジが小さいので
なくさないようにして作業をしたほうが良いでしょう。
ダイナブックR73/Aのメモリ交換をする場合に
本記事が参考になれば幸いです。
動画でもダイナブックR73/Aのメモリ交換の方法を
紹介しているので参考にしてみてくださいね。