動画編集だけなら、別にオンボードでも問題はありません。
しかし、4Kの動画編集をする場合や
3Dのネットゲームをプレイする場合はグラフィックボードは必要になるのですよ。
2023.01.1
グラフィックボードは、簡単に説明すると映像信号を処理し
ディスプレイに表示させるための部品です。
デスクトップパソコンの場合はグラフィックボードが付いていないので
追加するために販売されています。
ただ、グラフィックボードが無くてもCPUに内蔵されている
GPUと呼ばれるシステムが画像を表示させているので
特別な場合を除いて必要ではないケースが多いです。
本記事では、グラフィックボードの役割や
性能の比較のやり方についてお伝えしていきます。
グラフィックボードの役目が発揮できる行為というのは
以下の通りとなります。
・3Dゲーム
・動画編集
・画像編集
それでは、一つ一つお伝えをしていきましょう。
そもそもグラフィックボードの役目ということに対し
「3Dゲームでグラフィックボードの真価が発揮する」ということが挙げられます。
最近のパソコンゲームのグラフィックは
非常に美しい場合が多くなりました。
たとえば、キャラクターの描写もリアティがあるので
まるで映画を見ているような錯覚すら起きるほどです。
そのような美しいグラフィックを
よりきれいに表示させるために性能の高い
グラフィックボードが必要になります。
また、ゲームによっては一定レベルのグラフィックボードでないと
プレイできないという場合もあるのです。
ネットゲームをプレイしたいという場合は
パソコンに搭載されているグラフィックボードが
ゲームに適合しているかを必ず確認したほうが良いでしょう。
そもそもグラフィックボードの役目ということに対し
「動画編集でグラフィックボードの性能が発揮できる」ということが挙げられます。
動画編集をする場合は、性能の高いグラフィックボードは
搭載されていたほうが良いです。
確かに、動画編集でもCPU内に搭載されている
「オンボード」というグラフィックボードと似たシステムでも
十分動作は可能でしょう。
しかし、高画質の映像を編集するということはデータ量も多くなるので
オンボードだけでは、編集作業の動作が遅くなる可能性もあるのです。
少しでも動画編集で動作を軽くしたいという場合は
グラフィックボードを検討するのも良いかもしれません。
動画編集だけなら、別にオンボードでも問題はありません。
しかし、4Kの動画編集をする場合や
3Dのネットゲームをプレイする場合はグラフィックボードは必要になるのですよ。
まあ、安価な機能の少ない動画編集ソフトなら
わざわざ、グラフィックボードを買う必要はありませんよ。
プロ用の高機能なソフトなら必ず利用したほうが良いでしょう。
CPU内蔵のGPUだけでは、性能不足になるから
必要以上のスペックで動画編集はしたほうがよさそうですね。
そうしないと、動作が不安定になったり
指定したエフェクトがいつまでも反映されないということになりますからね。
そもそもグラフィックボードの役目ということに対し
「画像編集でグラフィックボードの性能が発揮できる」ということが挙げられます。
画像編集をする場合も、グラフィックボードはあったほうが良いでしょう。
確かに、この場合もCPUに内蔵されているGPUだけでも
画像編集はできてしまいます。
しかし、快適な動作を考えれば
グラフィックボードが無いよりもあったほうが良いのです。
ただ、筆者のように「ジェイトリム」などを使用している場合は
グラフィックボードは必要ないようにも感じます。
しかし、せっかく画像を編集するのなら
キレイな画像を加工していくほうが編集するのも
楽しい気分に浸れるような気もするのです。
つまり、無理をして高性能なグラフィックボードを選ぶのではなく
それなりの性能のモデルを搭載し画像編集をすると良いでしょうね。
グラフィックボードの種類は、「AMD」「NVIDIA」の2社しかありません。
しかし、ブランドの数は大変多いので
初めてグラフィックボードを買おうと考えている人にとっては
どれが良いのか悩んでしまうことでしょう。
しかし、どのブランドでも使われているグラフィックチップが
どこのメーカーなのかを知ることも大切なポイントです。
GPUはグラフィックボードの頭脳というべき部品ですが
画像をきれいに映し出すためのシステムが内蔵されているのです。
グラフィックボードといえば
以下のような言葉が良く出てきます。
・NVIDIA GeForce
・AMD RADEON
以上のことを、一つ一つお伝えしていきます。
グラフィックボードの種類について
「NVIDIA GeForce」が挙げられます。
GeForce(ジーフォース)とは米国のNVIDIA(エヌビディア)というメーカーが
開発しているGPUのブランド名だと思っていただければ間違いありません。
技術競争が激しかった時から
開発スピードが速かったのが大きな特徴でした。
GeForceは、現在最も多く普及されている
GPUブランドの一つです。
GeForceの特徴は、2D・3Dグラフィックのどちらでも
動作は安定しているということです。
最近は映像や動画の面においても
RADEONとほぼ同じだといえます。
ゲームもGeForceをもとに開発していることが多いので
不都合もRADEONと比べても低いのです。
つまり、GeForceはオールマイティな、GPUということになります。
また、サポートの面においても
質問に対する返信が速いのも魅力といえるでしょう。
グラフィックボードの種類について
「AMD RADEON」が挙げられます。
以前までは「ATI Technologies」という企業だったのですが
2006年にAMDに買収されて名前が変わりました。
かつては、映像や動画の性能がGeForceよりも優れていたようですが
現在は、どちらも性能に差はありません。
グラフィックボードには、型番があります。
この型番にはいろいろな意味があり
性能を表しているのです。
たとえば、「NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti」の場合は
最初の「NVIDIA」はメーカー名です。
そして、その次の「GeForce」は
シリーズ名となります。
さらに、「RTX」は
そのグラフィックボードのクラスです。
そして、次の数字の「30」が世代で
「60」が性能という感じですね。
最後の「Ti」は規格。
「AMD RADEON RX 6900 XT」も同じで
最初の「AMD」はメーカー名で次の「RADEON」はシリーズ名となります。
「RX」はそのグラフィックボードのクラスで
「6」が世代です。
次の「900」が性能で「XT」が
規格ということになりますね。
つまり、初めてグラフィックボードを検討しているなら
「世代」「性能」を知っているだけで良いでしょう。
たとえば、同じメーカーのグラフィックボードなら
性能は数値が高いほど性能が高いということになります。
性能の番号が同じの場合は、世代が高いほうが
性能が高いと思っていただければ良いでしょう。
同じメーカーのグラフィックボードで世代は新しいけど
性能が前の世代よりも低いという場合もあります。
例えば、RTX 2070とRTX 3060です。
先ほどの説明をもとにすれば世代的に
RTX 3060のほうが新しいといえます。
しかし、性能を見るとRTX 2070のほうが
上だということがわかるでしょう。
実際にベンチマークテストを行うと
RTX 3060のほうが性能が高いという結果になるのです。
つまり、性能に違いがある場合は
世代を優先に見るという風にしたほうが良いということになります。
先ほどの説明によりグラフィックボードの型番から
性能を代替理解できるようになったのではないでしょうか。
次は、使用用途別に
どんなグラフィックボードが良いのかを説明させていただきます。
グラフィックボードが必要ないのは
ネットサーフィンやメールのやり取りだけの場合ではないでしょうか。
しかし、グラフィック性能が必要な用途に対しては
グラフィックボードを搭載しないと満足に作業ができないケースも考えられます。
たとえば、ゲームをプレイしたい場合は、性能の高いグラフィックボードじゃないと
カクカクした動作になり快適にゲームをプレイすることができません。
快適にプレイしたいなら、少しでも高い性能を備えた
グラフィックボードを使用することが大切です。
使用用途 | 分類 |
普段使い (ネット/動画視聴/通販など) | ローエンド |
ゲーム | ミドルレンジ~ハイエンド |
動画編集 | ローエンド~ハイエンド |
ビジネス | ローエンド |
プログラミング | ローエンド~ミドルレンジ |
トレード(株/FX/仮想通貨) | ローエンド |
AI/ディープラーニング | ローエンド~ハイエンド |
大学生向け | ローエンド~ミドルレンジ |
以上のように用途別に必要になるグラフィック性能を
表にしてみたので、グラフィックボードを選ぶときの参考にしてみてくださいね。
グラフィックボードには、ローエンドからハイエンドまで
幅広いモデルがありますが、同じ用途でもどれくらいの性能まで欲しいのか
場合によっても違いがあります。
たとえば、ゲームでもFHDでプレイするのか、4Kでプレイするのかによっても
必要になる性能も大きく違うのです。
グラフィックボードを買おうと思っている場合は
型番を見て性能をだいたい把握できるようになっていたほうが良いでしょう。
必要とするグラフィック性能が低いと
ゲームをプレイしてもカクカクした動作になれば
快適なゲームライフも送ることができません。
一般的にゲームを快適にプレイするには
60FPS(1秒に60コマの画面更新)以上必要だといわれています。
なので、用途に合わせて
適切なグラフィックボードを選ぶようにしましょう。