互換性については、「USB3.0」「USB2.0」「USB1.1」ともに
それぞれ取り付けることは可能です。
たとえば、「USB3.0」に対応した外付けハードディスクを
「USB2.0」しか対応していないパソコンに取り付けることができます。
2023.01.2
パソコンの周辺機器は主に「USB2.0」と「USB3.0」がありますが
その違いについてご存じでしょうか。
初めてパソコンの周辺機器を検討している場合は
自身が所有するパソコンのUSBポートが「USB2.0」と「USB3.0」の
どちらに対応しているかは確認していたほうが良いでしょう。
本記事では、「USB2.0」と「USB3.0」の違いや
見ただけでわかる寳保をお伝えしていきます。
USB3.0とか2.0の数字の意味は
結論から言えば、バージョンのことです。
USB3.0とか2.0のほうが一般的に知れ渡っているので「USB1.1」「USB1.0」などは
あまり知られていないかもしれません。
基本的に、数字が大きくなるほど
転送速度が速くなると考えていただいても間違いではありません。
転送速度や互換性については
以下の通りです。
USB3.0 | USB2.0 | USB1.1 | |
転送速度 | 最大5Gbps | 最大480Mbps | 最大12Mbps |
互換性 | USB2.0、USB1.1の機器も接続できますが データ転送速度はUSB2.0はUSB2.0相当、 USB1.1はUSB1.1相当となります。 |
USB3.0、USB1.1の機器も接続できますがデータ転送速度はUSB3.0はUSB2.0相当、 USB1.1はUSB1.1相当となります。 |
USB3.0、USB2.0の機器も接続できますがデータ転送速度はUSB1.1相当となります。 |
互換性については、「USB3.0」「USB2.0」「USB1.1」ともに
それぞれ取り付けることは可能です。
たとえば、「USB3.0」に対応した外付けハードディスクを
「USB2.0」しか対応していないパソコンに取り付けることができます。
「USB1.1」に対応した周辺機器であっても
「USB3.0」に対応したパソコンに取り付けが可能です。
その逆も同じことですね。
USB3.0と2.0の性能の違いは先ほど説明した通りですが
次は見分け方についてお伝えしていきましょう。
一言でいえば、以下の通りとなります。
「USB3.0」の端子をよく見ると奥川のピン数が「USB2.0」よりも
多くなっているのです。
パソコン側が「USB3.0」に対応しているのか「USB2.0」に対応しているのかは
先ほど説明させていただいた通り、色で見分けるほうが手っ取り早いといえますね。
ちなみに「USB3.0」の端子が青いのは、「USB-IF(USB Implementers Forum)」という団体が
推奨しているので、「USB」を備えている周辺機器は、それに従っているのです。
しかし、端子の色というのはあくまで水晶ということなので
MacBookなどや一部の機器は、端子が青にはなっていないこともあります。
さらにいえば、一部のパソコンは黄色のUSB端子を備えている場合もあるのですが
これは「Powered USB」という端子です。
電力消費の大きい周辺機器に対応するために「USB2.0」を拡張し
最大電流を6Aにしているタイプですね。
なので、外付けハードディスクに供給できますし
祖マートフォンの充電が速くなるというメリットもあります。
ですが、専用のケーブルが標準化されていないというデメリットもあるので
あまり普及されていないのが現状ですね。
OSによっては、標準で「USB3.0」をサポートしていない場合があり
ドライバなどをインストールする必要があります。
それぞれのOSの対応については
以下の通りです。
Windows 7 | △ | USB 3.0 のドライバをインストールする必要がある(*1) USB 3.0 の外付けDVD からはOS のインストールができない |
---|---|---|
Windows 8 | ○ | USB 3.0 を標準でサポートしている |
Windows 10 | ○ | USB 3.0 を標準でサポートしている |
Mac OS (2012 年以降) |
○ | USB 3.0 を標準でサポートしている |
結論から言えば、大変多くなっているのが現状です。
いろいろ調べてみると
筆者の想像よりもはるかに多いことに驚かされます。
USBコネクタの種類については
大きく分けると以下の7つになります。
周辺機器に備わっているUSBコネクタを見ればわかると思うので
周辺機器を買うときは利用できるのかどうかを
USBコネクタの形状を見て判断すると良いでしょう。
USB3.2という規格が2017年に登場したようですが
現在のところ普及率は低いみたいなので今回はUSB3.2について割愛します。
それでは、USBコネクタの話になるとよく登場する
以下のことについてもお伝えしていくことにしましょう。
USBコネクタのType-Aといえば一般的に知られている
長細い端子のことです。
主にパソコンなどに採用されていて
規格としてはメチャクチャ多いのではないでしょうか。
現在は、以下のような規格が存在しています。
・USB2.0 Type-A
・USB3.0 Type-A
・USB3.1 Type-A
USB3.1、3.0、2.0は全て互換性があるので
Type-Aならどれでも取り付けは可能となっています。
外付けハードディスクやマウスやキーボードなど
いろいろな周辺機器に対応しているコネクタですね。
Type-BのUSBコネクタについては
特殊な周辺機器が多いように思えます。
Type-BのUSBコネクタの中には
プリンターなどやスキャナなどもありますね。
現在販売されている規格については
以下の通りです。
・USB2.0 Type-B
・USB3.0 Type-B
・USB3.1 Type-B
・mini USB Type-B
・Micro USB Type-B
プリンターやスキャナなどに使われるコネクタですが
Type-Bには「mini USB」「micro USB」なども混ざっているので
選ぶ場合はどのタイプの端子かは確認しておきましょう。
Type-BにもUSB3.0と2.0がありますが
互換性はないので注意が必要です。
Type-Cは、本記事で紹介するUSBコネクタの中では
一番新しい企画といえます。
Type-Cが備わっている代表的な製品といえば
2015年以降のMacBookやスマートフォンなどです。
変換ケーブルを使うと他のUSBコネクタにも使えるので
互換性はあるといえます。
ただし、周辺機器やパソコン側がType-A
デバイス側がType-Bでないといけないというルールがあります。
とはいえ、Type-Cは形状が統一されているので
選ぶときに迷うことが少ないというメリットもあるのです。
USB3.0とか2.0の違いについては
理解されたのではないでしょうか。
しかし、USB3.0とか2.0を選ぶ場合は
どちらを買うのが正解なのか悩むところでしょう。
この場合は、パソコン側が
どちらに対応しているのかによって選び方も変わってきます。
冒頭でも説明した通りですがUSB3.0に対応したパソコンに
USB2.0の周辺機器を利用する場合は
その性能を発揮させることができません。
なので、パソコン側がUSB3.0に対応しているなら
周辺機器もUSB3.0に対応しているほうが良いといえます。
逆に、パソコン側がUSB2.0しか対応していないなら
周辺機器もUSB2.0に対応しているものを買うほうがお得といえます。
下手に、パソコン側がUSB2.0しか対応していないならUSB3.0を買っても
その性能を完全に引き出すことはむつかしいでしょう。
結論を言えば、可能です。
筆者が独自に調べた限りでは、ノートパソコンでも増設は可能ですが
最近のノートパソコンでは難しい感じですね。
ただ、販売している増設パーツが
どのように取り付けるものなのかは
ノートパソコンに限っては不明でした。
デスクトップパソコンの場合は「PCI Express x1」に
空きがあれば、すぐに取り付けは可能です。
つまり、USB2.0をUSB3.0に、変換できるということになります。
デスクトップパソコンにUSB3.0を
増設したい場合は、以下のような部品が必要ですよ。
USB2.0とUSB3.0の違いは転送速度と
コネクタの色が違うということでした。
USB規格によって端子の形状が違うので
選ぶときは細心の注意が必要ということになります。
さらに、パソコン側がUSB2.0しか対応していない場合は
USB3.0の周辺機器を使用しても本来の性能を発揮できません。
速度の遅いほうを優先にするので
期待する穂との速度にはならないのです。
デスクトップパソコンに限っては
USB3.0の増設ボードを利用すればUSB2.0でも
3.0の周辺機器を利用しても性能を発揮させることができるようになります。
そのためには、以下のような部品が必要になるので
USB2.0を3.0にしたいという場合は検討してみてもよいかもしれませんね。